ウルシ科
ハゼノキは、果実からロウをとるために昔から栽培されてきた樹木です。種子島の雑木林でも多数生えています。国道、県道、農道沿いで、車窓から観察できます。春に新芽を出しますが、すでに小さな葉は紅色に染まっていますヤマハゼやヌルデに似ていますが、葉に毛がないことで見分けられます。初夏に花を咲かせ、秋に果実が熟していきます。
新芽が出る頃、ハゼノキの美しい状態を楽しめます。また、春になっても熟した果実が残っていることもあります。ハゼノキの樹皮は全般的に灰色をしていますが、上にいくにしたがって、褐色に変色しています。
秋になると、ハゼノキの果実が次第に熟してきます。果実は、紅葉とともに焦げ茶色に変色して、房状に垂れ下がっています。更に秋が深まるにつれて、葉も色づき見事な紅葉を楽しませてくれます。種子島で唯一、ヌルデとともに紅葉を楽しませてくれるのです。
ハゼノキの紅葉を楽しむために、庭木として人気があると聞きます。しかし、ハゼノキに触れると、かぶれることがあります。種子島では「ハゼマケ」などと呼んでいます。近づく場合は、要注意です。
ところで、種子島には、チップ工場が西之表市と南種子町にあります。各地でパルプ材として樹木の伐採が行われています。通常の樹木は、切り倒しても幹の色にあまり変化はありませんが、ハゼノキは独特の年輪を形成しています。外側は全般的に白っぽいですが、内部はご覧のとおり、薄黄緑色をしているのです。すべてのハゼノキが、写真のようになっています。ハゼノキのちょっと意外な特徴です。模様が大変素敵です。
ハゼノキの鮮やかな新芽
ハゼノキの鮮やかな新芽
ハゼノキの熟した果実
ハゼノキの紅葉
ハゼノキの果実
ハゼノキの切り口