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樹木の諸データ

【 科名 】
アカネ科クチナシ属の常緑低木
【 和名・別名・学名 】
梔子・巵子・支子、学名 Gardenia jasminoides
【 撮影日時 】
2006年(平成18年)5月13日(土)/10時56分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市雁田道路沿い、ほか
【 その他 】
***

生態状況

クチナシの原産地は、日本、台湾、中国、インドシナといわれています。通常、雑木林の縁付近、海岸付近で自生しています。人家近くで多く見かけるので、庭木として人気があるのでしょう。樹高は、ほとんど2メートル以下が多いのです。花びらは、ほとんど6裂が多く、直径は4〜5センチくらい、そして、裏側に反り返っています。花の中心部は黄色で突起しています。

花を咲かせたクチナシ

初夏のころ、少し湿り気のある雑木林の縁付近で白い花を咲かせます。花びらに近づくと、強すぎるほどの臭いが周辺に漂っています。

クチナシの花

初夏のころ、小枝の先端部に白い花を1つつけます。しだいに黄色に変色していきます。白い花びらと葉の鮮やかな緑の調和がきれいです。【平成21年5月24日撮影】

クチナシの花

葉は、披針形で表面はやや光沢があります。花びらは6枚で、花びらは外側にそり返ります。やがて晩秋には赤い果実をつけますが、実を着色料などに利用しています。【平成21年5月24日撮影】

クチナシの幹

樹皮は全般的に白でややなめらかです。幹はよく枝分かれします。【平成21年5月24日撮影】

クチナシの黄色い果実

真冬になると、果実がオレンジ色に変化します。この頃になると、果実が割れたりして、中が空洞になっています。【平成24年2月26日撮影】

※ 2021年(令和3年)5月10日(月)、西之表市雁田県道76号線沿いの雑木林の縁付近に自生し、初夏のころ小枝の先端部に強い芳香性のある白・黄色の花を咲かせたアカネ科クチナシ属の常緑低木クチナシの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

クチナシ 初夏のころ小枝の先端部に強い芳香性のある白い花を1つつけ多数咲かせた開花風景〜種子島の自然

※ 2020年(令和2年)5月16日(土)、西之表市野木、中種子町犬城の県道75号線沿いの雑木林の縁付近に自生し、海岸近くで花を咲かせたクチナシの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

クチナシ 海岸付近で咲き乱れる風景〜種子島の自然

2014.9.26〜