ホウロクイチゴは、林道でよく見かけます。初春に白い花を咲かせ、初夏に熟してきます。茎や葉にトゲがあり、見栄えはたいへん悪いのですが、熟したイチゴはとても美味しいのが特徴です。
また、熟した実にはすこしヒゲがあります。茎に鋭いとげがたくさんついていますので、近づく場合は、特に注意が必要です。
ホウロクイチゴは、場所によっては、大きな群れをなすことがあります。3月ごろから4月にかけて新芽が出てきます。
ホウロクイチゴの若葉です。これから急速に成長し、大きな群れを成します。ホウロクイチゴの葉は、形が整っており、縁起物として正月用の盛り葉として利用されることもあります。
ホウロクイチゴの花期は、3〜4月です。春に白い花を咲かせますが、次第に花びらは枯れ落ちて、額付近が赤茶色に変色してきます。
5月の下旬ごろになると、果実が熟してきます。この頃最も美味しいホウロクイチゴです。【2008年5月31日撮影】
ホウロクイチゴの葉は、変化に富んでいます。写真のものは葉全体が紅色になっています。
林の縁沿いで大群生することもあります。トゲがあるので、近づく場合は注意が必要です。
種子島では、沿岸沿いにも群生していることがあります。3月には新芽が伸びてきます。【2012年3月23日撮影】
2020年(令和2年)5月19日(火)、西之表市一里塚付近、六番、平松、鞍勇、番屋峯、屋久川の道沿いで取材した初夏のころ橙色に熟すホウロクイチゴの果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ホウロクイチゴ 初夏のころ橙色に熟す果実風景〜種子島の自然】