クマノミズキの原産地は、日本、東南アジアなどといわれています。初夏を過ぎると、白い花を枝いっぱいに咲かせます。開花が終わると、果実が次第に黒く熟してきます。そのころになると、花を咲かせていた小枝が赤くなり遠くからも目立つようになります。あちこちの林道や農道沿いで普通に見れます。
初秋のころの状況です。枝の先端部には、果実をつけていた赤い柄が目立ちます。
4月の頃の状況です。瑞々しい若葉がきれいです。そして、中央付近に僅かに開花しています。【平成24年4月22日撮影】
4月下旬ごろの状況です。枝の先端部には、散状花序が出て緑色のつぼみになっています。新緑が見事です。【平成21年4月29日撮影】
花が似ているハクサンボクやガマズミに比較して、クマノミズキの樹高はかなり高いのが特徴です。幹は全般的に白っぽいです。そして、ところどころ白い模様が見られます。曲がりくねったものがなく、まっすぐ伸びています。【平成21年4月29日撮影】
写真は、5月下旬ごろの開花状況です。場所によっては、まだ開花していません。【平成24年5月27日撮影】
初夏にかけて枝先の先端部に真っ白い花を密に咲かせます。クマノミズキの最も美しい風景を楽しめます。【平成24年5月27日撮影】
開花が終わり、夏が過ぎると、次第に果実が熟してきます。秋の深まりと同時に、葉も変色し黄色く色づいていきます。さらに、熟した果実が落下する時期になると、紅色の小枝が素晴らしい光景を見せてくれます。【平成21年9月12日撮影】
9月中旬ごろの状況です。枝の先端部には、黒い果実を散状につけており、果実をつけた柄は、紅色に染まっています。
※ 2020年(令和2年)5月30日(土)、西之表市下石寺、能野、西京ダム周辺で、初夏に白い小花を散房花序をつけて咲き乱れたクマノミズキの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【クマノミズキ 梅雨時期に白い小花の散房花序をつけて咲き乱れる風景〜種子島の自然】