1. ふるさと種子島>
  2. 種子島の花木・樹木>
  3. クロキ

樹木の諸データ

【 科名 】
ハイノキ科ハイノキ属の常緑小高木
【 和名・別名・学名 】
黒木、学名 Symplocos kuroki
【 撮影日時 】
2019年(平成元年)3月17日(日)/14時53分〜14時54分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市能野四坊山林道沿い、ほか
【 その他 】
樹皮が黒いことで名前の由来になっています。

生態状況

クロキの原産地は、日本、中国、台湾、フィリッピン、東南アジア、ブータンなどといわれています。種子島では海岸付近にクロキが多く自生しています。一般的には、常緑高木といわれていますが、海岸付近では、5メートル以下が多いです。早春から春にかけて球形状の白い花を咲かせます。

クロキ

内陸部のクロキです。根元が広く、先端部が細く、二等辺三角形の形状です。庭木の垣根として人気があります。樹高は、約5メートルです。

クロキの枝・葉

葉は、披針形で小枝に互生しています。枝には、花、黒い果実はつけていません。

クロキの花・葉

葉腋に球形状の散状花序をつけて、クリーム色の花を咲かせます。【平成24年2月26日撮影】

クロキの幹・枝

樹皮が黒く、幹から大小の枝がよく分岐します。表面はややなめらかです。【平成24年3月4日撮影】

クロキの花

葉腋に白い花を咲かせ、やや分厚い葉は互生し、楕円形または長楕円形になっており、鋸歯がまばらにあります。おしべの長い白い花を咲かせ、それが球形状になっています。やがて、秋には果実が黒く熟します。【平成24年2月26日撮影】

クロキの黒い果実

早春のころ、場所によっては、黒く熟した果実がそのまま残っていることもあります。【平成24年3月4日撮影】

※ 2022年(令和4年)2月11日(金)、西之表市国上中目大久保線、県道581号線、浦田御崎中目線道沿いで取材した小枝の葉腋に白い花を密集して咲かせたクロキの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

クロキ 立春のころ小枝の葉腋に球形状の散状花序をつけクリーム色の花を咲かせた開花風景令和4年〜種子島の自然

※ 2021年(令和3年)2月10日(水)、西之表市上西野木平花里崎線の道沿いで取材した立春のころ葉腋に穂状花序を出し白い花を密集して花を咲かせたハイノキ科ハイノキ属の常緑小高木クロキの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

クロキ 立春のころ葉腋に穂状花序を出し白い花を密集して花を咲かせた開花風景〜種子島の自然

2014.9.24〜