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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
ショウガ科ハナミョウガ属の多年草
【 和名・別名・学名 】
熊竹蘭、Alpinia formosana
【 撮影日時 】
2015(平成27)年6月6日(土)/13時10〜44分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市上西大崎、国上大久保道沿い
【名前の由来】
***

生態状況

クマタケランは、初夏になるとゲットウのような花を咲かせてくれます。よく注視しないと間違えてしまいます。
ゲットウとの見分けのポイントは二つあります。咲いた花序がまっすぐ伸びていること(ゲットウは枝垂れる)、葉の厚みがやや薄いことです。
別名「かしわの葉」、「シャニンの葉」などと呼ばれています。クマタケランでおにぎりを作ると、葉が軟らかいので包みやすいのです。食べる時爽やかな香りがして、いっそう食がそそるので有名です。アウトドアでの昼食に、クマタケランの葉はかかせません。
種子島では初夏の頃満開で見ごろを迎えています。やがて、赤い実に熟していきます。

  • クマタケラン
    クマタケランのまっすぐに伸びた花序です。ゲットウと比較してみてください。これが見分けるポイントになっているのです。また、鮮やかな深みのある緑色は、何とも素晴らしいことか。
  • クマタケラン群生
    場所によっては、草丈が、3メートルを超えるものも見かけます。
  • クマタケラン総状花序・茎・葉
    花序は、S字に曲っていることが多いです。ゲットウより圧倒的に自生が多いです。
  • クマタケラン総状花序・葉・茎
    風の強く当たる場所では、総状花序が傾斜しています。通常、S字に変形しています。また、その花序に、サンキライが絡みついていることもあります。
  • クマタケラン群生
    クマタケランは株を作り、時には大きな群れをなします。海岸付近では、かなり群生しています。

2021年(令和3年)5月23〜31日(日〜月)にかけて、西之表市下之町平山線、下郷現和上之町線、庄司浦上之原線、県道75号線庄司浦、大崎上之古田線沿いで取材した梅雨時期に総状花序を伸ばして花を咲かせたショウガ科ハナミョウガ属の多年草クマタケランの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
クマタケラン 梅雨時期に総状花序を傾斜して伸ばし花を咲かせた開花風景〜種子島の自然

2020年(令和2年)5月26日(火)、6月7日(日)、西之表市立山野木、中種子町増田犬城で取材した梅雨時期に総状花序を伸ばして花を咲かせるクマタケランの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
クマタケラン 梅雨時期に海岸付近で総状花序を伸ばした開花風景〜種子島の自然

2013年(平成25年)6月16日(日)、西之表市国上浦田、湊、中種子町増田犬城で撮影した夏を彩るクマタケランを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
種子島の海岸付近で夏に花を咲かせるクマタケラン 熊竹蘭 Alpinia formosano

2013.12.17〜