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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
キク科アザミ属の多年草
【 和名・別名・学名 】
花魁薊、Cirsium spinosum
【 撮影日時 】
2015年(平成27年)6月19日(金)/11時50分〜13時19分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市住吉灯台付近及び形之山海岸、熊毛郡中種子町星原牧川及び浜津脇国道58号線沿い
【名前の由来】
開花した頭花がかんざしを差した花魁の姿に例えたもので名前が付けられています。

生態状況

オイランアザミは種子島の海岸線を代表する草花です。花期は一般的に6〜12月です。これからオイランアザミの花を楽しむことができます。
また、初春から夏にかけて、アザミの葉取りが国道58号線沿いで盛んになってきます。いわゆる種子島の春の風物詩アザミの葉取りです。
オイランアザミの葉の脈部分だけを切り取り、佃煮にして食べてるのです。種子島の旬の味なんですね。地元では、オイランアザミのことを俗称ハマアザミということもあります。
海岸によっては、茎の高さが60センチを越えるものもあります。
したがって、普通のアザミに比べて大型です。鋭いトゲを持っており、刺されると痛いですので注意してください。

  • オイランアザミ
    住吉灯台付近の海岸で開花しているオイランアザミです。高さは60センチを超える大型です。
  • オイランアザミ群生
    普通に海岸付近で密に群生しています。石の間にも隙間もないほど覆いかぶさり生えています。
  • オイランアザミ頭花・葉・茎
    葉腋から枝が出てその先端部につけた多くの頭花です。梅雨時期のオイランアザミは、特に大きく成長しています。
  • オイランアザミ茎・頭花・葉
    基幹部の茎は、ほぼ上部まで暗褐色を帯びています。葉は、茎に互生し、葉腋から花柄を出して先端部に頭花をつけています。
  • オイランアザミ根元・茎・葉
    オイランアザミの根元付近を撮影したものです。根元から先端部まで鋭いトゲがあります。茎や葉の筋は赤茶色に変色しています。
  • オイランアザミ頭花
    分岐した枝の先端部に薄紫色の頭花をつけます。中心部はやや濃い色をしています。
  • オイランアザミ葉
    オイランアザミの葉は光沢があり、深く切れ込んでおり、その先端部が鋭く尖っているのです。また、葉は左右対称になっています。

令和2年7月19日(日)、西之表市住吉形之山、灯台付近の海岸、志和野海岸で取材した梅雨時期に淡い紫色の頭花をつけたオイランアザミ(花魁薊)の美しい開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

オイランアザミ 梅雨時期に海岸近くで淡い紫色の頭花をつけた開花風景〜種子島の自然

平成25年7月7日、種子島の西之表市住吉灯台付近の海岸で花を咲かせたオイランアザミ(花魁薊)の美しい風景を紹介しています。この動画の中には、オイランアザミの花を咲かせて風景と自然音を収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の海岸で花を咲かせたオイランアザミの美しい風景 花魁薊 Cirsium spinosum

2013.12.15〜