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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
ショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年草
【 和名・別名・学名 】
月桃/シェルジンジャー、サンニン、Alpinia zerumbet
【 撮影日時 】
2015年(平成27年)6月6日(土)/12時56〜57分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市上西大崎、中種子町増田犬城、ほか
【名前の由来】
***

生態状況

ゲットウは、種子島で海岸付近から内陸部にまで自生するショウガ科の多年草です。
一般的に株を作るように群生します。クマタケランとともに、別名「かしわの葉」、「シャニンの葉」などと呼ばれており、クマタケランの代用になります。
葉でおにぎりを作って包み、食べる時いい香りがして、いっそう食がそそります。アウトドアでの昼食に、ゲットウ・クマタケランの葉はかかせません。
種子島では、中種子町の指定花になっています。

  • ゲットウ
    ゲットウの開花時期は、5〜7月です。枝垂れた花序を出します。クマタケランと比較してみてください。これが見分けるポイントになっているのです。また、鮮やかな深みのある緑色は、何とも素晴らしいことか。
  • ゲットウ総状花序・葉・茎
    総状花序です。クマタケランとの違いは枝垂れることで見分けがつきます。
  • ゲットウ総状花序・葉・茎
    ゲットウの原産地は、中国南部、台湾、インド、マレーシアといわれています。写真は、花を包んでいる葉が開こうとしている状況です。
  • ゲットウ群生
    海岸付近では、巨大な株を作り、時には大きな群れをなします。【平成23年7月2日撮影】
  • ゲットウ夏季の青い果実
    場所によっては、7月中旬ごろになると、花は散り去り、次第に果実が熟してきます。夏の頃は、青いままの果実です。【平成23年7月16日撮影】
  • ゲットウ秋の果実
    秋になると、果実が次第に黄色くなってきます。これから気温の低下とともに、更に赤くなってくるのです。【平成23年10月8日撮影】
  • ゲットウ枯れた果実
    海岸付近では、赤く熟すのが早いのでしょうか。ゲットウの枯れた果実です。開花が終わると次第に果実が赤く熟してきます。赤く熟したものは、生け花にも最適です。さらに、真冬になると果実が割れてしまい、中の種子が落下します。【平成22年10月16日撮影】
  • ゲットウ冬季の赤い果実
    晩秋から初冬になると、赤い果実は、枯れ始め茶色に変色します。また、実も割れてきます。更に割れると、種子が落下します。そして、気温の低下とともに、葉も枯れてしまいます。【平成23年12月10日撮影】
  • ゲットウ群生
    道端、林の縁、道路の土手付近で大群生することもあります。繁殖も旺盛です。

2023年(令和5年)10月17日(火)、西之表市上石寺能野線で取材した、秋に茎の先端に赤く熟した実を多数つけたゲットウ(月桃)の果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ゲットウ 秋に茎の先端に赤く熟した実を多くつけた果実開花風景令和5年 AIナレーション案内〜種子島の自然

2021年(令和3年)5月31日(月)、西之表市大崎上之古田線沿い、国上浦田海水浴場付近で取材した、梅雨時期に総状花序が枝垂れ花を咲かせたショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年草ゲットウ(月桃)の開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ゲットウ 梅雨時期に茎の先端に枝垂れた総状花序を出し花を咲かせた開花風景〜種子島の自然

2020年(令和2年)5月26日(火)、6月7日(日)、西之表市立山野木、現和田之脇、中種子町増田犬城で取材した、梅雨時期に総状花序がしだれた夏を彩るゲットウ(月桃)の開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ゲットウ 梅雨時期の海岸付近で総状花序がしだれた開花風景〜種子島の自然

2013年(平成25年)6月16日(日)、西之表市国上浦田、湊、中種子町増田犬城で撮影した夏を彩るゲットウ(月桃)を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
種子島の海岸付近で夏に花を咲かせるゲットウ 月桃 Alpinia zerumbet

2013.12.17〜