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樹木の諸データ

【 科名 】
アジサイ科ウツギ属の落葉低木
【 和名・別名・学名 】
丸葉空木、別名 ツクシウツギ、学名 Deutzia scabra var. scabra
【 撮影日時 】
2014年(平成26年)4月29日(土)/11時38分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市屋久川林道沿い、ほか
【 その他 】
***

生態状況

マルバウツギは、通常、山間部の川沿いで、雑木林の縁付近傾斜地に生えています。あまり見かける樹木ではありません。樹高は、ほとんど2メートル以下が多いです。

花を咲かせたマルバウツギ

川沿いでは、岩などの隙間に根を張り生えています。低木ではあるが、花を密に咲かせています。

傾斜地に生えたマルバウツギ

このような岩の傾斜地に生えています。傾斜地に生えていることで、花を咲かせると枝がしだれてきます。

マルバウツギの花

開花時期は、4〜5月です。小枝の先、葉柄から散形状の花序を出し、直径1センチくらいの白い花を上向きに多数咲かせます。花弁は5枚で、中心部は黄色の花盤があります。【2008年4月12日撮影】

マルバウツギの幹

樹皮は灰褐色で縦方向に褐色の筋があります。空木ですので、幹の中は空洞です。【2009年4月22日撮影】

マルバウツギの薄緑色の葉

葉は対生し、長さ5〜10センチで、幅は3.5〜5センチの卵形で、両面に小さい星状毛があり少しざらついています。縁には、小さい鋸歯があります。小枝及び葉柄は褐色です。【2009年4月22日撮影】

マルバウツギの白い花を多数咲かせた開花状況

見ごろは、4月中旬ごろです。葉の上に花を上向きに咲かせやや扁平状になっているので、花が密に咲いている様子は大変きれいです。【2012年4月14日撮影】

マルバウツギの白い花を多数咲かせた開花状況

傾斜地に生えているので、枝がしだれて咲いている様子は、大変きれいです。【2012年4月14日撮影】

マルバウツギの白い花

白い花が少ない時期に林道沿いでは、サクラツツジとともに目立っています。花序が球形状のものもあるので、コデマリとよく似ています。

2024年(令和6年)5月3日(金)、西之表市屋久川林道沿いの雑木林の縁付近の傾斜地に自生し、穀雨のころ枝の葉腋の上に散形状の花序を出し白い花を上向きに咲かせたマルバウツギの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

マルバウツギ 穀雨のころ枝の葉腋の上に散形状の花序を出し白い花を多数咲かせた開花風景 - 種子島の樹木・花木

2024.5.14〜