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先人たちへの感謝の気持ちと、種子島茶の新たなスタートを記念

平成21年11月22日(日)、西之表市古田番屋峯公民館、及び古田中央公民館において、番屋峯集落移住百周年記念事業・種子島茶業百周年記念事業の記念式典及び祝賀会が行われました。

静岡県出身者であった熊毛郡初代郡長牧野篤好氏が、明治35年職を辞して郷里の静岡に帰り、種子島が茶業の適地として将来性があることを郷里の茶業経営者に移住の勧めを図ったところ、明治四十二年松下助七、栗田茂三郎、松下清作の三氏が静岡より移住し、番屋峯の山林を拓き茶業経営を始めたのが種子島における製茶業の創始です。

先人たちが静岡より、この種子島へ移住してから平成21年で百年の記念すべき年を迎えました。その後、種子島における茶業の発展は、全島にまで普及し、走り新茶の産地として注目を浴びるようになっています。お茶の産地としての礎を築いてくれた先人たちへの感謝するとともに、これから種子島茶の新たなスタートの年とするための記念行事となりました。

午前10時から番屋峯公民館前広場で神事、午前11時から旧茶工場で記念式典、そして、古田中央公民館で祝賀会が行われました。その記念式典の模様を写したものです。詳しい記念式典などについては西之表市役所(0997-22-1111)にお問い合わせてください。

番屋峯集落移住・種子島茶業百周年記念事業 1ページ目を表示中...
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式典の会場 手洗いで清める
式典の会場 手洗いで清める
記念式典の会場となった番屋峯公民館です。記念碑は右に、左は旧茶工場です。正面は記念碑の神事が行われた会場です。 午前十時から移住百周年記念碑の神事が行われる少し前の写真です。参列者は、水で手を洗い清めていきます。会場には、遠く静岡からも多数の親族の出席がありました。
関係者の参列 神事の開始
関係者の参列 神事の開始
神事に参列された関係者です。移住百周年を記念して、茶業記念碑の右隣に記念碑を建立しています。 記念碑神事の開始です。八坂神社宮司により執り行われました。前列には静岡県より、牧野氏の子孫、及び菊川太田順一市長も参列しています。
神事〜記念碑の除幕 神事〜記念碑を祓い清める
神事〜記念碑の除幕 神事〜記念碑を祓い清める
番屋峯関係者8名による移住百周年記念碑の除幕です。 百周年記念碑の紙吹雪によるお祓い清めです。
神事〜献茶 神事〜祝詞の奏上
神事〜献茶 神事〜祝詞の奏上
番屋峯で収穫されたお茶を供えているところです。厳粛な雰囲気の中行われました。これが終わると祝詞の奏上です。 宮司による祝詞の奏上です。一般的に祝詞の奏上は、地域のこと、出来事などを読み上げていきます。ほとんど定型化しています。
神事〜玉串の奉奠 休憩
神事〜玉串の奉奠 休憩
関係者による玉串の奉奠です。これが終わると、主な神事も無事終了です。 記念式典までの間、休憩の時間です。昔ながらのお菓子やお茶が振舞われました。会場には、多数の参列者で和やかな雰囲気で会話が行われていました。
記念式典〜実行委員長あいさつ 記念式典〜西之表市長あいさつ
記念式典〜実行委員長あいさつ 記念式典〜西之表市長あいさつ
午前11時から行われた記念式典での坂元実行委員長のあいさつです。「茶業への厳しい思いもあるが、いっそうの努力と愛される茶作りに努めていきたい」ことや「次の世代へ飛躍していきたい」などと述べていました。】 長野力西之表市長のあいさつです。「種子島として何をしていくべきか課題はあるが、新たな茶業のスタートとして考えてもいいのではないか。先人たちの残した業績を次の世代へ引き継いでいくとともにこれを契機に難局を脱却してもらいたい」などと述べていました。
記念式典〜記念品贈呈 記念式典〜記念品贈呈
記念式典〜記念品贈呈 記念式典〜記念品贈呈
初代郡長牧野篤好氏のお孫さんや親族に記念品が渡されました。 移住元の静岡県太田順一菊川市長に、西之表市長より記念品が渡されました。
記念式典〜牧野氏あいさつ 記念式典〜菊川市長あいさつ
記念式典〜牧野氏あいさつ 記念式典〜菊川市長あいさつ
初代郡長牧野篤好氏の四代目に当たる牧野栄一さんのあいさつです。今から7年前にこの地に家族で訪れたことや、土地や人柄もよく篤好が種子島に移住を勧めたことは間違いなかったことなど述べていました。 移住元の静岡県太田順一菊川市長のあいさつです。「菊川は、静岡空港の近くにあること」や「お茶も盛んで、1700ヘクタールの栽培面積があること」、「お茶のモニュメントを設置している」ことなど述べていました。これを契機に西之表市との交流も続けばいいのですが。
記念式典〜未来へのメッセージ 記念式典〜獅子舞
記念式典〜未来へのメッセージ 記念式典〜獅子舞
番屋峯集落の児童による未来へのメッセージです。番屋峯のこと、お父さんの仕事ぶりや、将来、お茶の仕事を継いで行きたいこと、緑のお茶畑を守っていきたいことなど、大変立派に話してくれました。 記念式典におけるアトラクションです。県無形文化財に指定されている「古田の獅子舞い」が披露されました。後方に、西之表市長、菊川市長のお二人が獅子舞いを見ているところです。
【撮影場所】
鹿児島県西之表市古田番屋峯公民館
【撮影日時】
2009年11月22日/9時36分〜11時58分

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2014.3.1〜