種子島開発総合センター(鉄砲館)で、鉄砲館特別企画展「戦後80年展」が令和7年8月1日(金)〜8月29日(金)まで行なわれています。
今年は、第二次世界大戦終戦後80年を迎えています。鉄砲館では、戦争に関する資料や写真などを広く一般市民からも募集し展示してきました。
8月19日(土)、「戦後80年展」の特別展示を取材させていただきました。特別展示は、入場料は無料となっているものです。
戦後80年展を写真と動画で紹介しています。
なお、戦後80年展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。
御沙汰書・義肢です。御沙汰書とは、天皇・将軍など最高権力者からの命令や指示を記した文書のこと。志那事変で負傷した柳田常壽さんに義眼・義肢ともに贈られたものです。
左は、防空頭巾、右は、奉公袋です。招集するときに兵士が持っていた袋です。印章、軍隊手帳、貯金通帳、遺書、遺髪、召集令状などを入れていたものです。そのほか、日の丸の扇子なども入れていました。
戦時中の道具、鉄帽などです。左は、双眼鏡、中央は、ラッパ、右は鉄帽です。
市政の窓で取り上げられた戦後の記事です。左は、浦田の沖の機雷処理の記事、右は、東町で発見された不発弾の記事です。
戦前の新聞です。昭和10年4月1日の大阪朝日新聞です。満州国皇帝溥儀(ふぎ)の初来日を知らせる記事です。「あす(2日)いよいよ新京をご出発」とある。右は、昭和11年3月22日の2.26事件の号外 1面です。
はがき・戦死電報です。射場盛市さんが出征して、妻に宛てて出したはがきと盛市さんの戦死を知らせる電報です。
昭和12年8月23日号外の大阪朝日新聞です。戦況を伝える記事です。「○○・○○両部隊・第一線へ進撃」とある。
太平洋戦争になっていった二つの事件です。左は、2・26事件です。昭和11年2月26日、東京で起きた日本陸軍の青年将校によるクーデター未遂事件。これを機に軍部独裁政治へとつながった。右は、盧溝橋事件です。昭和12年7月7日、中国・北京郊外の盧溝橋という歴史ある石橋付近で起きた小規模の衝突が拡大し、全面的な戦闘へと拡大したきっかけとなった。
河口 守さん。日中戦争開戦と同時に招集され、陸軍の第六師団歩兵四十五連隊輜重第六連隊に配属され、中国に渡った。昭和19年4月15日、ブーゲンビル島で戦死。享年28歳。輜重兵は、弾薬や食料、資材などを戦地で必要な物資の輸送や支給を行う。
河口 守さんが戦地から出した手紙・はがきです。出征から戦死まで8年間に、18通の便りを出していました。
学童疎開受入の状況です。西之表から疎開した児童の数は、2、838名です。伊佐市の曾木・針持、本城、湯之尾、菱刈、田中、羽月、羽月西、平出水、山野、大口・大口東・牛尾校区です。
長野 操さん。昭和17年1月、現役兵として歩兵第四十五連隊に入隊。大陸上陸後、歩兵第七十一連隊第五中隊に編入され、国境警備につく。昭和19年2月、第九野戦補充隊第一大隊第三中隊に転属し、中支に転進。昭和20年8月、武昌において終戦。安慶で抑留生活を送った後、昭和21年3月に復員。
こちらのコーナーは、最近引き揚げられた九七式艦攻機に関するものです。国上の喜志鹿埼灯台沖合に沈んでいた九七式艦攻機は、2021年6月に引き揚げられ、その後、一般公開されたのち、大分県宇佐市に引き渡されました。
上は、平成27年9月27日、中種子町の犬城海岸で不発弾処理された旧日本軍の12cm砲弾の破片です。下は、昭和20年5月ごろ、西之表市松畠の住宅に撃ち込まれた米軍機の薬莢です。
こちらは、引き揚げられた九七式艦攻機から見つかった工具です。左は、ペンチ、右はスパナ、その右のパイプのようなものは、操縦かんの一部です。
写真は、引き揚げられた九七式艦攻機の状況とその引き揚げられた位置です。種子島最北端部の水深約20メートル付近です。
これは、引き揚げられた艦攻機の魚雷、爆弾おさえの部品です。
テーブルの上に置かれた冊子です。安城校疎開団による疎開中のお話しをまとめたものです。また、戦後70年を記念して疎開誌も発行していたものです。
2025年(令和7年)8月19日(火)、西之表市種子島開発総合センター鉄砲館で、戦後80年特別企画展「つながる記憶、未来へ」と題して展示物などを撮影したものを紹介しています。この動画の中には、企画展コーナー、御沙汰書・義肢、はがき・戦死電報、戦前の大阪朝日新聞の記事、河口 操さんの軍歴、2.26事件、盧溝橋事件、戦地からの手紙、学童疎開の受入状況、2021年に国上喜志鹿埼灯台沖から旧日本軍九七式艦攻機の引き揚げの写真、魚雷・爆弾抑えの金具、ペンチ・スパナなどの工具、飛行服、浦田の沖の機雷処理、東町で不発弾が発見された記事、テーブルに置かれた疎開日誌、空襲日誌、つなぐなどの冊子、平和への願いメッセージ、鉄帽、ラッパ、双眼鏡などの道具、年代表、写真、戦争体験者の取材した記事などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【戦後80年特別企画展「つながる記憶、未来へ」種子島開発総合センター鉄砲館】
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