ヤートセー

微妙な手の細やかな裁きが必要な踊りのヤートセー

ヤートセー
【撮影場所】
鹿児島県南種子町島間岬八幡神社
【撮影日時】
2017年11月15日(水)/13時20分〜13時32分(動画)
2013年11月15日(金)/13時10分〜13時17分(写真)
【奉納場所】
南種子町島間岬八幡神社
【奉納時期】
隔年11月15日
【アクセス方法】
南種子市街地から国道58号線を下ること、約15分で岬八幡神社に着きます。

【踊りの説明】

島間仲之町地域に伝承されている郷土芸能のヤートセーです。ヤートセーは、種子島の中でも特に、南種子町には全域に伝承されています。個人的にも大変好きな手踊りです。

男性踊り子の服装は、黒地の衣装姿が基本になっています。手ぬぐいのハチマキをして、色鮮やかなたすきがけ、そして黒足袋でワラジを履いています。一方女性の踊り子は、頭にハチマキ、そして鮮やかな色のたすきがけ、そして艶やかさがひときわ目立つ衣装姿です。

ヤートセーは出端、本踊り、崩し、引端から構成されています。出端は太鼓や鉦を鳴らしながら二列縦隊で入場し次第に円形の隊列になっていきます。太鼓三人、鉦三人、小鼓三人は内側の円で、踊り子は外周を時計方向に前進しながら本踊りを踊っていきます。「ヤートセー」の歌詞が随所に出てきて、踊りが次第に盛り上がっていきます。

写真は本踊りの様子です。頭に、ニガダケの笹、ハイビスカスを差しての踊りです。ヤートセーも地域によって、ずいぶん踊り方に違いが見られます。「ヤートセー」の歌詞が出たときに、内側あるいは外側を向き、左手を垂直に曲げ、そのとき右手を水平に左ひじに添える踊る瞬間は出てきません。他のヤートセーと大きく違う部分です。両手を水平に出して、やや下から押し出すような手を合わせる仕草が出てきます。

踊りは比較的単純な踊りに見えますが、微妙な手の細やかな裁きが必要になってきます。静かで優雅な手踊りです。女性が混在しているので、色気のある手踊りを楽しませてくれました。艶やかさの中にも哀愁も感じられ、しとやかな雰囲気に思わず引き込まれてしまいます。

ヤートセーの出端 写真は、ヤートセーの出端です。入場のときから、すでに踊りは始まっています。次第に円形の隊列になり、踊る体勢を整えていきます。左の鳴り物は、円の内周になります。
ヤートセーの本踊り 写真は、ヤートセーの本踊りです。一般的にヤートセーの歌詞は、身分違いの恋の物語になっています。
ヤートセーの本踊り 内周の鳴り物の鉦です。鳴り物は、すべての踊りに共通して用いられています。時計方向に進行します。移動距離もかなりあります。
ヤートセーの本踊り 写真は、ヤートセーの本踊りです。ヤートセーの歌詞が出たときに、前進を一時とめ、そのままの状態で、手を軽く伸ばし両手を合せる仕草です。このとき鳴り物は、頭上で叩いています。おくめ口説には、崩しの踊りがありません。始終前進しながらの手踊りとなっています。

※ 2017年11月15日、南種子町島間岬八幡神社秋季大祭で奉納された仲之町地域に伝承する「ヤートセー」を紹介しています。この動画に中には、ヤートセーの出端、本踊りを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:ヤートセー岬八幡神社秋季大祭での奉納踊り仲之町集落2017年

※ 2017年10月28日、南種子町島間向方神社秋季大祭で仲之町地域に伝承する「ヤートセー」を島間小学校体育館で踊られたものを紹介しています。この動画に中には、ヤートセーの出端、本踊りを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:ヤートセー向方神社秋季大祭での踊り仲之町集落2017年

※ 2013年11月15日、南種子町島間御崎八幡神社の秋季大祭で踊られた仲之町地域に伝承する「ヤートセー」を撮影したものです。この動画に中には、ヤートセーの出端、本踊りを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:南種子町島間仲之町地域に伝承するヤートセーおくめ口説

 

【過去の画像】

ヤートセー〜本踊り 2011.11.15
ヤートセー〜本踊り 2011.11.15(岬八幡神社境内にて)
ヤートセー〜本踊り 2007.11.15
ヤートセー〜本踊り 2007.11.15(岬八幡神社境内にて)
2015.10.21〜