
広田の石塔祭りは、毎年お盆の終わる八月十五日の午後五時から行なわれており、南種子町の文化財に指定されています。道路沿いに案内板があるので、祭りがどのようなものか分かるようになっています。
道路から階段を上がると、入口付近に文化財の標柱があります。祭り場所にはニガダケで作った四角の棚を七つ、左に二つ、そして中央に見えている少し大きな棚を作っています。また、線香を立てるカラダケで作った線香立もあります。棚の前には、お神酒や水のこ、やかんなどを置いています。棚などは当番制で準備いているとのことです。
午後四時を過ぎた頃から、各家庭から小かごにバショウやエンガ(ホウセンカの花)などを刻んだものやマキ(ハナミョウガの葉に米の粉をくるんで作った一種の団子)、線香などを持って集まってきます。マキは棚の上に吊るしています。
そして、予定時間の五時になると、法華宗善福寺の師匠さんが、中央の大きな棚の前に座わり、読経を唱えていきます。読経は約十二分くらいです。読経が終わると師匠さんが前の棚の上に水のこをのせ水をかけ供養します。写真一枚目は、読経を唱えているところです。参列者は、手を合わせて拝んでいます。読経が済むと中央の棚に水をかけ、メインの祭りは終わりです。読経が終わった後、残りの小さな棚がありますが、師匠さんが南無妙法蓮華経とお説教しながら一つずつ水をかけて供養します。
師匠さんの読経が終わると、参列者全員が水のこを棚に乗せ水をかけていきます。最後に吊るしてあったマキを参列者に配り、祭り場で食べることになります。ここでマキを食べると元気になると言われています。
先祖の霊をここで祭ったあと、寺に行きその後は各家庭で墓に向かいます。地域によって色々なお盆のお祭りがあるのですね。貴重な祭りを見せて頂きありがとうございました。
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祭りが始まる前に、マキを吊るします。吊るしてあるマキは、祭りが終わると、参列者に配ることになります。また、魔除けの札も各家庭から持ってきています。その札は、マキの下付近の土手に差し込みます。 |
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写真は、棚に供えるホウセンカの花です。読経が終わると、棚に供えます。どうして、ホウセンカなのか、理由は分かっていません。しかし、ホウセンカの花言葉は、「私に触れないで」と言われています。ホウセンカに触れるとはじけてしまうので、それが由来になっています。はじけることが魔除けの効果になっているのでしょう。 ところで、刻んだものは「水のこ」と呼ばれています。昔、飢饉になったとき、白米を使うことが出来なくなったときに代用したのではといわれています。 |
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写真は、魔よけの札を写しています。札には、「南無妙法蓮華経精霊盂蘭盆会水向菩」と書かれています。 |
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師匠さんの読経が始まると、参列者は、静かにその読経を聞いています。また、南無妙法蓮華経と声に出すこともあります。 |
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読経が終わると、前方の棚に師匠さんが南無妙法蓮華経とお説教しながら、水のこと水で供養します。 |
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供え物として吊るしてあったマキは、参列者に配ります。大変あっさりした味になっており、ヘルシーな食物です。 |
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お祭りには、大人から子どもまで参加しています。ここでマキを食べると元気になると言われています。もちろん、読経を唱えた師匠さんもマキを食べるのです。食べ終わるとお祭りも無事終了となります。 |




