沖田講師
令和7年4月15日(火)、西之表市立安納小学校で安納芋の特別授業が行なわれました。これは、5月にに安納芋を植え付けるための勉強会です。
安納地区は、農業が盛んで、焼き芋の定番となっている「安納芋」の発祥の地として有名です。その有名になった安納芋を児童自らの手によって、苗を植え付け、そして、秋には収穫も行います。
その安納芋の学習の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、安納芋の授業を行ってくれた中園ファームの沖田専務です。結婚を契機に農業を始めたと話していました。そして、6年生お二人は、今回の授業でのアシスタントです。写真を黒板に春などのお手伝いをしてくれました。
写真2枚目は、安納芋の由来について話しています。戦後、スマトラ島から兵隊さんが持ち帰った芋がルーツになっています。それが安納地区で栽培されるようになり、現在に至っています。
安納芋の由来
安納芋の保護
写真3枚目は、安納芋の保護について話しています。鹿児島県の保護(K-GAP)、国の(GI)で、産地の農産物として保護されています。
写真4枚目は、これまでの経緯と、これから子供たちが行っていくことの説明です。芋の病気で基腐病が流行したことによって、これまでの芋の植え付けができなくなり、苗のハウスで苗を切り、切った苗を消毒した後、植え付けすることに変更されてきました。今回の植え付け作業も予防の観点から植え付け作業から始まります。
これまでの経緯
メモを取る
写真5枚目は、沖田さんの話を聞いて、熱心にメモを取っていました。
写真6枚目は、安納芋を植えるための畑の管理作業です。畑を軟らかくして基腐病を予防するために白い粒状の殺菌剤を入れて消毒します。そのあと、機械を使って、堆肥、肥料も入れて土に栄養分を入れます。
土の殺菌
写真を見る
写真7枚目は、回ってきた写真を見ています。粒状の肥料を機械で幕写真を見ています。芋作りもいろんな機械を使って作業しているのを確認します。
写真8枚目は、近年、芋畑で基腐病が問題になっています。読んで字のごとく、苗や芋が腐れてしまう病気のことです。最近になって、ようやく予防薬も出てきて積極的に取り入れています。畑の排水が不十分だとこの病気が発生するリスクがあります。その基腐病について紹介しています。
基腐病について学ぶ
安納芋の苗
写真9枚目は、苗のお話しです。苗ハウスで切り取った苗です。切り取った苗は、消毒してから植え付けます。徹底的に予防が大事です。子供たちが植え付けるのは、消毒が追えた苗の植え付けになります。
写真10枚目は、苗の植え付けです。畝にマルチを敷き約30センチ間隔で舟底植で植え付けます。もちろん機械で植え付けもしますが、人手によっても植え付けします。この作業が、一番重労働になっていると話していました。
苗の植え付け
苗の生育
写真11枚目は、苗の植え付けが終わると、約1週間で苗が立ってきます。畑には、スプリンクラーが設置されているので、天候に関係なく水まきができているそうです。なお、サツマイモは、ヒルガオ科サツマイモ属の植物です。なお、花を咲かせるのは、苗自体が緊急事態になっている時に花を咲かせると話していました。
写真12枚目は、安納芋の収穫作業です。機械でカラを切り取り、機械で掘り起こして収穫します。そして、ツルから芋を切り落としてコンテナに入れて収穫します。
芋の収穫作業
安納芋の管理
写真9枚目は、畑で収穫した芋は、大型の冷蔵庫に入れます。そして、室温42度、湿度94%の庫内で半日間入れて殺菌します。この処理によって、芋が長期間保存ができると話していました。収穫後の大事な作業になります。
そして、2か月間熟成すると糖度が上昇します。それを箱詰めして全国に発送されます。
なお、安納芋などの詳しいことは、西之表市立安納小学校(0997-25-0663)へお問い合わせてください。
2025年(令和7年)4月15日(火)、西之表市立安納小学校で行われた安納芋特別授業の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、講師の中園ファーム沖田専務の紹介、安納芋の由来の話し、畑の管理作業での耕すこと、消毒作業、堆肥、マルチの畝について、苗のハウス、苗の消毒、基腐病について、苗の植え方、苗の生育について、安納芋の収穫、安納芋の収穫後の管理、発送について、冷凍焼き芋、児童の質問、お礼、感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。