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種子島出身の古書画と帯結びを展示!

種子島開発総合センター(鉄砲館)で、令和元年12月27日(金)〜令和2年1月20日(月)までの期間「古書画と帯結び展」が実施されてきました。

古書画作家平山篁月(ひらやまこうげつ)の作品「梅」、美座三山(びざさんざん)「美人画」、中林竹洞(なかばやしちくとう)「山水画」などが展示されました。その企画展の資料などを撮影させていただきました。

なお、古書画と帯結び展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。

古書画と帯結び展の展示コーナー

こちらが、古書画と帯結び展の展示コーナーです。

帯結び「文庫」

写真は、帯結び「文庫」です。中種子町田中さんの資料です。

文庫結びは、武家の女性の帯結びとして、江戸時代から続く伝統的な帯結びです。

現在では、花嫁衣装に用いられ、清楚で気品のある帯結びです。

帯結び「紅梅」

写真は、帯結び「紅梅」です。西之表市池田さんの資料です。アレンジしているので、詳しいことはわかっていません。普通に着る帯結びです。

着物と帯

写真は、着物と帯です。

帯結び「しだれ桜」

写真は、帯結び「しだれ桜」です。西之表市織田さんの資料です。しだれ桜は角出し結びのアレンジで、小紋や紬の着物に似合うおしゃれな帯結びです。

着物を格納するタンス、帯

写真は、着物を格納するタンス、帯などです。

帯結び「松の緑」

写真は、帯結び「松の緑」です。西之表市河路さんの資料です。緑の帯で松のような形に仕上がるので松の緑は、縁起のいいことからお正月やお祝いの席にも重宝されています。

黒を基調とした着物

写真は、黒を基調とした着物です。

帯結び「末広太鼓」

写真は、帯結び「末広太鼓」です。西之表市名越さんの資料です。お太鼓の山から末広をおぞかせたシックな帯結びです。上品な感じで、おめでたい席にふさわしいミセス向きの結び方です。

帯結び「あこや貝のささやき」

写真は、帯結び「あこや貝のささやき」です。西之表市河路さんの資料です。アレンジ帯で、詳しいことはわかっていません。

帯結び「花太鼓」

写真は、帯結び「花太鼓」です。西之表市上薗さんの資料です。一口で言うならば、とても可愛い帯結びです。

帯結び「きんちゃく結び」

写真は、帯結び「きんちゃく結び」です。中種子町田中さんの資料です。文庫結びをアレンジした巾着結びは、縦の結び目を大きくして羽を小さめにし巾着風に見せる結びです。ふんわりとしたフォルムが愛らしくモダンな振袖にもよく似合う帯結び です。

帯結び「初夏のあやめ」

写真は、帯結び「初夏のあやめ」です。西之表市松岡さんの資料です。あやめのごとく初夏をイメージし、かわいく仕上げた帯結びです。

帯結び「エンゼルトランペット」

写真は、帯結び「エンゼルトランペット」です。西之表市橋口さんの資料です。アレンジ結びです。詳しいことはわかっていません。

帯結び「立矢」

写真は、帯結び「立矢」です。西之表市名越さんの資料です。斜めに蝶結びしたような立矢結びは、立体感があり、ゴージャスなイメージがあります。シンプルな柄行きのふり袖によく似合い、背の高い人に最適です。

帯結び「風のささやき」

写真は、帯結び「風のささやき」です。西之表市河路さんの資料です。細帯を2本使って結ぶのが「風のささやき」という結び方です。 豪華な印象を与えるのが特徴です。

美座三山(びざさんざん)の「美人画」

写真は、帯結びの後方に、美座三山(びざさんざん)の「美人画」です。美座三山は、種子島・西之表生まれ。幼少から文墨を好み、特に書画に極めて優れた才能があった。種子島家家老職を務め、当時を代表する文豪でもあった。この作品は、鮮やかな色遣いが特徴であり、140年以上の経った今でも、その繊細な描写は見るものンお目を引く秀作である。

中林竹洞(なかばやしちくとう)「蓮花白鷺之図」

写真は、帯結びの後方に、中林竹洞(なかばやしちくとう)「蓮花白鷺之図」です。中林竹洞は、名古屋桑名町(名古屋城下)の産科医中林玄棟の子として生まれる。幼少より山田宮常・神谷天遊らに学び南画の研究を積む。27才の時、活動の場を京都に移す。後、またたく間に「文人画」の代表画家になり、1813年(文化10年)以来、「平安人物志」文人画家の部の筆頭に名を連ねる。山水や四君子の画題を得意とし、中国画を範としながら、独自の高雅な画風を確立し、人気を集めた。

平山篁月(ひらやまこうげつ)の「梅」、「松」

写真は、帯結びの後方に、平山篁月(ひらやまこうげつ)の「梅」、「松」です。平山篁月は、種子島・西之表小牧生まれ。幼少より秀才と称され、特に絵には天分の才能を持っていた。前田豊山の種子島学校で学び、その後、同校にて英語と絵を教えていたが、日本一の絵描きを目指し上京する。病のため、やむなく帰島する。その後、種子島内を行脚し、絵を描いては酒を飲み、悠々自適、自由奔放な生活を続け、多くの逸話を各所に残している。

中林竹洞(なかばやしちくとう)の「高砂之図」

中林竹洞(なかばやしちくとう)の「高砂之図」です。

※ 2020年1月18日(土)、種子島開発総合センター「鉄砲館」で取材した古書画と帯結び展の展示資料を紹介しています。この動画の中には、展示コーナー、古画書の作品「美人画」、「山水画梅・松・竹」、「蓮花白鷺之図」、帯結び「文庫」、「紅梅」、「しだれ桜」、「松の緑」、「花太鼓」、「末広太鼓」、「風のささやき」、「きんちゃく結び」、「あこや貝のささやき」、「エンゼルトランペット」、「初夏のあやめ」、「立矢」などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

古書画と帯結び展 種子島開発総合センター鉄砲館企画展

 
【撮影場所】
鹿児島県西之表市種子島開発総合センター(鉄砲館)
【撮影日時】
2020年1月18(土)/13時04分〜14時10分
2020.1.23〜