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5種類のユーカリの葉を出荷

種子島森林組合ユーカリ園

ユーカリ園

コアラが日本に最初に来たのは昭和59年(1984年)10月25日のことです。東京都多摩動物公園、名古屋市東山動物園、鹿児島市平川動物公園の三つの動物園で飼育が始まっています。

種子島森林組合では、昭和54年ごろからユーカリの試験栽培が始まり、平川動物園のコアラ飼育と共に、ユーカリの栽培委託を受けてコアラが食べるエサとなる葉の供給をしています。

その後、1987年に淡路ファームパークのコアラのエサとなるユーカリも供給するに至っています。

コアラは、ほぼユーカリの葉しか食べません。食べた葉で水分も補給するといわれ、眠っているか動かない状態が長時間続くとされます。したがって、必要以上に動かない動物でもあります。

各地の動物園では、コアラのエサとなるユーカリを安定的に確保することが最も需要とされ、リスク分散のために、各地に栽培委託しています。

写真1枚目は、種子島森林組合のユーカリ園です。現在、2つの動物園に供給するユーカリ5種類を栽培しています。

写真2枚目は、ロブスターといわれるユーカリです。葉が大きいのが特徴です。そして、新芽が鮮やかな紅色に染まっています。

ユーカリ(ロブスター)

ロブスター

平川動物園の眠っているコアラ

眠っているコアラ

写真3枚目は、鹿児島平川動物公園のコアラです。眠っている状態です。【平成22年6月27日撮影】

写真4枚目は、ユーカリのミクロという品種の枝切りです。葉が素晴らしくきれいでした。ところで、コアラは、新芽だけを食べます。硬い葉は食べないといいます。

ユーカリの枝切り作業

枝切り作業

ユーカリの手入れ

ユーカリの手入れ

写真5枚目は、ユーカリの手入れです。剪定をしたり管理作業もあります。

ユーカリの管理作業

管理作業

写真6枚目は、管理作業です。大小の枝をノコギリで切るわけですが、切った枝の切り口に腐れないように薬剤を塗ります。これを行わないと、枯れてしまって芽が出てきません。大事な作業なのです。

なお、ユーカリの詳しいことについては、種子島森林組合(0997-22-1123)にお問い合わせてください。

※ 2019年3月18日(月)、種子島森林組合ユーカリ園でのコアラのエサとして有名なユーカリの葉の出荷作業の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、5つの種類のユーカリの枝切り作業、枝の切り口に薬剤塗布の作業、切り出したユーカリなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

コアラが食べる5種類のユーカリの葉を出荷 種子島森林組合

※ 平成22年6月27日、鹿児島市平川町平川動物公園で撮影したものです。静止動画として動物園のコアラの写真などを紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

鹿児島市平川動物公園写真集

【撮影場所】
鹿児島県西之表市榕城本立、種子島森林組合チップ工場
【撮影日時】
2019年3月8・18日(金・月)/11時06分〜11時16分、8時06分〜8時34分
2019.3.19〜