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種子島の郷土芸能、薩摩琵琶の演奏などでおもてなし

【夜の部】

19:00〜20:30 @郷土芸能披露
演目:バックー舞
(島間上方、柳田拓男氏)

           A種子島の民謡
種子島の語り部 ぢろ(囲炉裏)の会

           B松寿院についてのお話
村川元子氏(松寿院研究家・旧姓 種子島)

           B薩摩琵琶演奏とお話
島津義秀氏(加治木島津家当主)

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資料の説明〜観光アドバイザー 玄関の生け花
資料の説明〜観光アドバイザー 玄関の生け花
見学に訪れた人に羽生家の資料を説明している観光アドバイザーの鮫島氏です。郷土研究家です。 月窓亭の玄関右にある小さな池に、シャリンバイや草花などを生けてありました。前面に見えているタマシダには、魔よけの効果もあります。
おもてなしの準備 裏庭の池
おもてなしの準備 裏庭の池
見学者にもてなすお菓子やお抹茶の仕度を忙しそうに行っていました。ご苦労様でした。 種子島の庭園の特徴でもある、裏庭の池です。現在は、ほとんど池を作ることはありません。その池の周りには植物を植えてあります。見た雰囲気がいいですね。
夜の参列者 多くの参列者
夜の参列者 多くの参列者
夜も数多くの見学者がありました。熱心に展示物の案内を見入っていました。 夜の部が始まる直前に写してみました。隙間もないほど多くの参列者でした。
バックー舞〜柳田拓男氏 バックー舞〜柳田拓男氏
バックー舞〜柳田拓男氏 バックー舞〜柳田拓男氏
島間に伝承されている座敷舞の「バックー舞」です。バックー舞もほとんど見る機会のない郷土芸能です。柳田氏は、国立劇場でもこの「バックー舞」を踊った方です。バックー舞は、ヒキガエルの一日の行動をユーモアたっぷりに表現したものです。 夜中に主人が起きて、邪魔になったバックー(カエル)を蹴飛ばして、ひっくり返ったところの様子です。このあと、カエルは、熱湯の汁がかかってしまい、ひっくり返えり、踊りも終了します。
ぢろ(囲炉裏)の会〜こなげ潮のお話 松寿院のお話〜村川元子氏
ぢろ(囲炉裏)の会〜こなげ潮のお話 松寿院のお話〜村川元子氏
ぢろの会による種子島の民話紹介です。「こなげ潮」についてのお話です。初春から初夏にかけて引く大潮のことで、種子島では「こなげ潮」と呼んでいます。これは、昔、大潮のときに千代という幼児を連れた女性が、貝採りに行って、大きなツボキにいた貝に手を挟まれてしまい、溺れていくときに子どもの泣く叫び声に名前を叫んだという話で、それが「こなげ潮」の由来になっています。海の悲しい出来事のお話をしてくれました。その貝がテーブルの上にある「カタガワ貝」というものです。 村川元子氏は、松寿院の研究家です。今回は、鹿児島島津家の鶴丸城での松寿院の食べ物についてお話がありました。松寿院は、種子島では、女殿様として有名ですが、鶴丸城の中でも大奥のトップとして君臨していたといいます。お話の中で、種子島の「生ながらめ」が出てきたのは、印象に残りました。
薩摩琵琶の演奏〜島津義秀氏 薩摩琵琶の演奏〜島津義秀氏
薩摩琵琶の演奏〜島津義秀氏 薩摩琵琶の演奏〜島津義秀氏
島津義秀氏は、加治木島津家の当主で、現在、くわし神社の宮司をお勤めされています。薩摩琵琶の持つ、不思議な音色に今宵ひと時を過ごさせていただきました。薩摩琵琶の本体は、桑の木、バチはツゲでできているといいます。琵琶の演奏は、弦だけではなくて、本体をバチで叩いて音を出したりするので、独特の演奏スタイルがあります。 孟宗竹で作られた縦笛の演奏もしてくれました。参列者は、近くでその演奏をじっと静かに聴いていました。
祝い酒 祝い酒
祝い酒 祝い酒
最後に、参列者に振舞われた祝い酒です。月窓亭の「月」のマーク入りの枡に、清酒がおもてなしされました。 乾杯で、枡酒を楽しむ参加者です。なお、枡は持ち帰りがOKでした。月窓亭の長い一日が終了しました。
【撮影場所】
鹿児島県西之表市西之表7528 赤尾木城文化伝承館月窓亭
【撮影日時】
2010年4月29日/15時03分〜20時43分

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2014.3.1〜