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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
ナデシコ科オオツメクサ属の1年草
【 和名・別名・学名 】
野原爪草、Spergula arvensis
【 撮影日時 】
2017年(平成29年)2月3日(金)/12時27分〜37分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市安納水田
【名前の由来】
野原に生えるツメクサということで名前が付けられています。

生態状況

ノハラツメクサは、ヨーロッパ原産の一年草です。一般的に民家の道沿いや水田、畑で群生しています。いちはやく早春を届けてくれる雑草でもあります。
花びらは、8〜10ミリの純白です。花の中心部は、薄黄緑色をしており、葉は細くて先がとがっています。種子に白い突起物があるのが特徴で、ツメクサと見分けるポイントになっています。
ところで、ノハラツメクサは、畑一面に生えていることもあります。これは、堆肥に種子が入り込んでおり、熱処理が不十分な場合見られると聞きます。
【注意】文中の数値は、撮影時の実測値です。

  • ノハラツメクサ
    開花時期は、通常、5〜7月と言われています。種子島は温暖地ですので、開花がだいぶ早いです。2月には、ほぼ満開になっています。高さは、25〜40センチです。
  • ノハラツメクサの花
    各枝の先端部に白い花びらをつけます。花びらは、5枚で、直径10ミリです。
  • ノハラツメクサの茎と葉
    茎の直径は、2ミリで赤褐色です。葉は、糸状で2.7〜4センチです。それが節の周りに出ています。
  • ノハラツメクサの根部分
    写真のものは根元部分です。根元から放射状に15本以上の茎が出ています。根元付近の茎の直径は、3ミリほどです。
  • ノハラツメクサの若い果実
    写真は、若い果実です。写真から分かるとおり、果実、枝、茎、葉ともに白い毛があります。
  • ノハラツメクサの群生
    写真の如く、グループを成して群生したり、列で隙間もないほど群生することもあります。
2013.12.19〜