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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
ウリ科カラスウリ属のつる性多年草
【 和名・別名・学名 】
毛烏瓜/別名ヘビウリ、Trichosanthes ovigera.
【 撮影日時 】
2011年(平成23年)8月13日(土)/7時48分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市下西鞍勇市道沿い、下西下石寺広域農道沿い
【名前の由来】
***

生態状況

ケカラスウリは、山地や竹薮に生えるつる性の草花です。ケカラスウリの花期は、8〜9月といわれています。
夏に白い毛の生えた花を咲かせてくれます。茎に巻きひげがありそれがほかのものに巻きつき伸びていきます。
この頃になると、たくさんの昆虫が蜜を吸いにやってきます。そのなかで、ツバメニチョウもご覧のとおり、ケカラスウリの花に近寄ってくるのです。

  • ケカラスウリ
    ケカラスウリは、九州南部から沖縄にかけて分布し、種子島でもごく普通に見られます。ほかの樹木などに覆いかぶさるように生えています。蝶は、ツマベニチョウです。
  • ケカラスウリ
    8月を過ぎるころから花序の落下が始まります。風雨に弱いです。
  • ケカラスウリ
    冬になると、茎や葉も枯れてしまい、枝から垂れ下がった果実が目立ってきます。果実の表面は、かなりつやがあり光っています。【平成23年12月23日撮影】
  • ケカラスウリ
    葉は、円状心形で、3〜5裂し、長さは8〜15センチ、幅は6〜12センチで、少し光沢があります。
  • ケカラスウリ
    葉腋から2〜3センチの花柄を出し、白い花冠をつけ、花冠は糸状に細裂しています。他の樹木に絡みつき群生します。海岸付近でも自生しています。

2023年(令和5年)12月23・24日(土・日)、西之表市下石寺線、田之脇石堂線で取材した、冬に光沢のある赤く熟した実を多数垂らしたケカラスウリの果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ケカラスウリ 冬のころ光沢のある赤く熟した実を多数垂らした果実開花風景令和5年 AIナレーション案内〜種子島の自然

2022年(令和4年)8月11日(木)、西之表市現和下之町石堂線、能野上石寺線道沿いで取材した夏のころ葉腋から花柄を出し白い花冠をつけ花冠は糸状に細裂し花を咲かせたケカラスウリの開花風景を紹介しています。なお、AIボイスのナレーションを入れて解説しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ケカラスウリ 夏のころ葉腋から花柄を出し白い花冠をつけ花を咲かせた開花風景令和4年・AIボイスナレーション付き〜種子島の植物

2021年(令和3年)2月1・10日(月・水)、西之表市深川下石寺線、国上西之表線、県道76号線雁田道沿いで取材した冬のころ楕円形の果実が赤く熟し垂れたウリ科カラスウリ属の多年草ケカラスウリの果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ケカラスウリ 冬のころ赤く熟した楕円形の果実を垂らした風景〜種子島の自然

2013.12.17〜