種子島青果せり市場(冬)

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2010年最後の競り

平成22年12月30日早朝、西之表市天神町にある青果市場へ出向き、種子島の冬の農産物の競り状況を取材してみました。2010年最後の競りとなり、種子島公設地方卸売市場の社長である西之表市長も訪れ、あいさつの後、鐘を鳴らし種子島での最後の競りの開始を宣言しました。

最後ということで、前日までに比較して、青果の入荷は減少しているとのことでした。なお、12月29日に行なわれた、主なせり値は次のとおりです。

品    目 数  量 高  値 安  値 品    目 数  量 高  値 安  値
キャベツ 15ケース 578 53 ハクサイ 20ケース 210 105
葉ねぎ 4Kg 420 53 深ねぎ 10Kg 368 263
きゅうり 250本 53   甘藷 25Kg 32  
里芋(赤芽) 20Kg 158 53 バレイショ 50Kg 147 137
キヌサヤ 12Kg 368 315 スナップ 58Kg 263 105
ほうれん草 156束 95 63 春菊 36束 74 42
ブロッコリー 137ヶ 53   スティックブロッコリー 85袋 74 53
落花生(実) 3Kg 1470   しめ縄 150本 998 630
門松 120組 630 525 芝花 75束 105 53
大ギク 1350本 37 21 スプレーギク 5550本 37 2
小ギク 400本 11   ドラセナ 190本 47 11
フォックスフェイス 20本 116   南天 100本 105 53
サカキ 2束 53 千両 20本 105 74
苺(86パック)(とよ・さが)   368(とよ) 210(とよ)     525(さが) 210(さが)
ポンカン 168ケース 3255 1890 ポンカン 106ネット 2100 210

なお、青果市場については種子島公設地方卸売市場(0997-22-0216)へお問い合わせてください。

枠内に品目ごと仕分ける 門松 しめ縄
枠内に品目ごと仕分ける 門松 しめ縄
2010年、最後の競りということで、入荷量も多いのかと思いましたら、前日、前々日に入荷が集中していたと話してくれました。最後に残ってしまうのを嫌うため、早めに出してくるということでした。 お正月用に門松は欠かせません。競りでもすぐに落とされていきました。価格も高めに設定されています。 お正月用にしめ縄も欠かせません。競りでもすぐに落とされていきました。手作りなので、価格も高めになっています。
ポンカン キク いちご
ポンカン キク いちご
冬物の特産品といえば、ポンカンです。南種子町産のものです。手前のネットも同じです。左から、M、L、2Lの大きさです。人気があるので、すぐに競り落とされていきました。 正月用の花といえば、菊は絶対に欠かせません。茎の短いものは、やや値段的に低下しており、買う人の立場であれば、長いのがいいとのことでした。 種子島でもいちごは、栽培されています。品種は、「さがほのか」と「とよのか」です。「さがほのか」は、「とよのか」に比較して、ひと回り小さいです。いちごも種子島の特産品です。
ほうれん草 春菊 数量をチェック
ほうれん草 春菊 数量をチェック
緑鮮やかなほうれん草が入荷していました。冬の料理には、欠かせないものです。買人にも人気があるのか、すぐに競り落とされていきました。 種子島でも春菊は栽培されています。冬の鍋物には欠かせない食材です。すぐに競り落とされていきました。 農家の人が持ち込んだものを、品目と数量を正確にチェックしていきます。確認が済んだら、伝票を渡していきます。
西之表市長の鐘で競りが開始 数字をあらわした手 花きの競り
西之表市長の鐘で競りが開始 数字をあらわした手 花きの競り
2010年最後の競りということで、青果市場の社長である西之表市長のあいさつがありました。「最後の競りです。元気よく競りをお願いします」とのメッセージを告げました。そのあと、競りの鐘を鳴らし、最後の競りが開始されました。 買人は、数字をあらわした手を上げて、競りを行います。そして、競り人は、瞬時に高値をつけた買人を確認していきます。 花きの競りの様子です。こちらも買人に人気があり、すぐさま競り落とされていきました。しかし、花もだぶついているのか、残った花もありました。
【撮影場所】
鹿児島県西之表市天神町種子島公設卸市場
【撮影日時】
2010年12月30日/6時44分〜8時14分
2014.2.14〜