種子島青果せり市場(春)

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買人にも人気があるニガダケ

平成22年4月30日早朝、西之表市天神町にある青果市場へ出向き、種子島の春の農産物の競り状況を取材してみました。青果市場は、日曜日・祝日・毎月第2水曜日を除き、午前6時に開市し午後4時に閉市しています。この日、入荷していた主な青果は、ニガダケ、安納芋、ジャガイモ、イチゴ、しば花、菊、大根、オクラなどです。

4月28日に行なわれた、主なせり値は次のとおりです。
大根200本入荷32〜126円、ニガダケ38キロ入荷315〜840円、たまねぎ129キロ入荷116〜137円、きゅうり280本入荷53〜84円、トマト25キロ入荷420〜462円、落花生(実)2キロ1260〜1365円、アザミ41束入荷68〜105円などです。

なお、青果市場については種子島公設地方卸売市場(0997-22-0216)へお問い合わせてください。

ニガダケとセイ フツ・ニガダケ・ジャンボニンニク 野菜の種類や数量をチェック
ニガダケとセイ フツ・ニガダケ・ジャンボニンニク 野菜の種類や数量をチェック
春の青果市場で、多く目にかかるものは何といってもニガダケです。リュウキュウチクの竹の子をニガダケと呼んでいます。種子島だけかと思っていましたら、鹿児島でもニガダケと呼んでいます。ニガダケの右となりは、海のもので種子島では「セイ」と呼んでいます。亀の手です。海の野菜も出ています。 手前の袋に入っているものは、「フツ」と種子島では呼んでいます。ヨモギの葉です。写真上部は、ジャンボニンニクです。まるで、たまねぎのようです。色々なものが入荷されているのですね。 青果市場に持ち込まれたものは、野菜の種類や数量をチェックしていきます。手前は、キャベツ、その奥は、たまねぎやジャガイモです。
大根 こんなものまで! 安納芋
大根 こんなものまで! 安納芋
大根も入荷が多いです。傷をつけないように丁寧に並べていきます。 畑や田んぼの野菜だけではなくて、たまにはこんなものまで。カニです。 種子島の特産品といったら、これ、安納芋です。10キロずつ袋詰めされています。安納芋のうち安納こがねです。
野菜の中で高値のきゅうり 紅はるか 珍しい
野菜の中で高値のきゅうり 紅はるか 珍しい
今年は、きゅうりが全国的に高値で推移していると聞きます。こちら種子島でも同じことが言えます。きゅうり農家は、いい結果が出ているのかも。 種子島でも栽培が限られているからいもが「紅はるか」です。青果用としても流通が少ないです。ところで、紅はるかは、九州・沖縄農業研究センターで開発された品種で、「九州143号」と呼ばれています。食味が優れ、外観や栽培特性に優れた品種です。 珍しいものには、人が自然に集まってきます。カニも競りであっという間に競り落とされていきました。
買人も下調べが大切 フダンソウの競り 花きの競り
買人も下調べが大切 フダンソウの競り 花きの競り
競り落とす前に、買人も下調べが大切です。新たまねぎ、地たまご、トマト、オクラなどです。 2008年10月11日に、競りの取材に来ましたが、やはり、秋物とは違います。写真で競りにかけられているのは、「フダンソウ」です。和え物でもいいのですが、味噌汁の中に入れて食べると、美味しいです。 しば花の競りが終わって、花きの競りの様子です。こちらも買人に人気があり、すぐさま競り落とされていきました。
【撮影場所】
鹿児島県西之表市天神町種子島公設卸市場
【撮影日時】
2010年4月30日/6時21分〜8時17分
2014.2.14〜