種子島は、酪農もたいへん盛んな島です。種子島全体の酪農の状況は、酪農家の戸数は西之表市四十六戸、中種子町十一戸、南種子町四戸で合計六十一戸です。乳牛は三千五百頭で、年間の生乳生産は一万七千五百トンの出荷で横ばいの状況が続いています。
テレビでも報道されていますが、お茶やジュースに押されて牛乳の消費が落ち込んでいるので、酪農家の方はたいへんな状況になっています。
写真一枚目は、西之表市上西平田にある坂元牧場の乳牛を写しています。この牧場では、生乳生産と子牛の生産を行っており、約四百頭近く乳牛を飼育しています。搾乳は、一日三回約四〜四.五時間かけて行われます。まず一回目は真夜中の午前零時ごろ、二回目は午前八時ごろ、三回目は午後二時ごろです。餌は牧草に飼料を混ぜたものを常時与えておき、きらさないようにしています。生き物を飼っていますので、万が一のトラブルに備えて交代で宿直もしています。また、糞尿の処理などもしなければいけません。ここで従事している従業員も若く、牛に細心の注意を払いながら仕事を行っています。
写真二枚目は、和牛の子牛を写しています。札には、ひめこ、北乃大福など書き込まれています。ところで、牧場では乳牛の生産だけでなく、最近力を入れているのは、和牛の子牛の生産も手がけています。全体に占める割合も二割くらいに上がっているということです。
食の安全、牛ではBSEなどの問題もあり、和牛の価格はほぼ横ばい状態が続いていましたが、最近価格は低下傾向にあり、畜産農家も影響を受けています。
四百頭の乳牛
和牛子牛の生産も手がけている