トッピー(飛び魚)

高速船の名前にもなっているトッピー

種子島では、飛び魚のことを「トッピー」と親しく呼んでいます。平成2年に鹿児島と種子島・屋久島航路に種子屋久高速船が高速船「トッピー」を運航し、高速船の名前にもなっていることは既にご存知でしょう。

一般的に飛び魚は、春と夏から秋にかけて水揚げされています。種子島近海では特に、馬毛島周辺で多く獲れています。飛び魚は、大型と小型の二種類の大きさのものが上がっています。写真のものは小型の飛び魚です。

種子島で加工する場合は、一夜干し、天日干し、つきあげにすることが多いのです。何れも大変美味しい食材で、種子島の特産品にもなっています。何といっても干し物のトッピーの焼き魚は、最高ですね。程よい塩が効いて食をそそってくれるのがありがたいでのす。残念ながら小骨が多いので、注意して食べる必要があります。

やはり大きい飛び魚は、刺身で食べるのがグッドです。時期になれば店頭にも並びます。ところで飛び魚は、網を入れ引き上げていきます。特に馬毛島周辺は、産卵に来る飛び魚が回遊してきます。種子島では一般魚として大切に扱われている飛び魚です。ほかの県外でも獲れていますが、種子島の飛び魚はふるさとの味そのものです。

時期になると、民宿、ホテルでも出してくれると思います。種子島の美味しい旬のトッピーをお楽しみください。

大切に扱われている飛び魚

トッピー(飛び魚)
【撮影場所】
鹿児島県西之表市種子島漁協
【撮影日時】
2007年9月29日/8時23分
2017.2.13〜