庄司浦のハマ祈祷

法華宗日典寺のご住職によるハマ祈祷

AIボイスで読み上げてくれます。

祈祷筒を当てての悪魔祓い・病魔祓い
【撮影場所】
鹿児島県西之表市現和庄司浦
【撮影日時】
令和6年1月15日(月)/8時05分〜8時40分
【行事場所】
西之表市現和庄司浦公民館
【行事時期】
毎年一月十五日、午前八時より
【アクセス方法】
西之表港より県道75号線、広域農道を経由すること約30分。

【行事の説明】

西之表市現和庄司浦地域に伝承されている「ハマ祈祷」です。毎年一月十五日に、午前八時から公民館内で各役員が集まり祈祷が行われています。

種子島の各地域で行われているハマ祈祷は、「ハマ(破魔)行事」、「町祈祷」とも呼び、地域によっては、「先祖祈祷」とも呼んでいます。悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災などを祈る伝統行事です。庄司浦地域のハマ祈祷は、法華宗日典寺ご住職による仏事によって、祈祷するところが特徴です。

写真一枚目は、法華宗日典寺のご住職による祈祷筒による厄払いです。頭を下げてご住職が祈祷筒を当ててお題目を唱えながら悪魔祓い、病魔払いなどを行います。

ハマ行事では、地域の境界や入口に竹に魔除けの辻札を設置します。

辻札 地域の入り口や境界付近に、祈祷札をつけた竹を設置します。病魔や悪魔が入り込まないように辻札を立てるのです。
破魔祈祷 法華宗日典寺のご住職により、お題目を唱えたり、唱題行を唱えたりして、祈祷されます。その間関係者は、静かにお題目を聞いています。
参加者 この日、祈祷には、9名参加していました。静かにお題目を聞いています。
お洗米・お神酒を受ける 祈祷が終わると、参加者に、御洗米、お神酒が振舞われます。
魔除けの辻札 魔除けの辻札です。ニガダケの片方を割り込み祈祷札を挟んで差し込んでいます
公民館でのナオライ 辻札の設置が終わると、公民館内でナオライが行われます。なお、午前7時から、漁港近くのエビスでも祭典が行われています。それが終わると、公民館で合流することになります。

2024年(令和6年)1月15日(月)、西之表市現和庄司浦で行われたハマ祈祷を紹介しています。この動画の中には、地域の三差路、境界などに設置する辻札、公民館で、法華宗日典寺ご住職による破魔祈祷読経、御洗米・お神酒受け、地域の三差路・境界に辻札を設置する風景、公民館でのナオライ、参加者の今年の抱負を語る様子、ナオライの閉めの一本締めなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:令和6年現和庄司浦のハマ祈祷 法華宗日典寺ハマ祈祷仏事・辻札の設置・ナオライ・今年の抱負を語る

 
2024.1.18〜