
西之表市川迎にある法華宗の日典寺で、毎年一月十一日から十三日まで行われている温座祈念です。温座祈念とは、お坊さんが座る座布団が、代わる代わる唱題行(しょうだいぎょう)を唱えていきますが、温かい状態がずっと続くことを意味しています。また、温座祈念を「よみあかし」とも呼んでいます。こういう唱題行を唱える行事は、外には例がなく大変珍しく、種子島だけにあると言われています。温座祈念は、西之表市の文化財に指定されています。
ところで温座祈念は、今から四百五十年位前から行われていたといいます。国の安全、安泰、五穀豊穣、悪魔、悪霊祈願が主でしたが、現在では交通安全、家内安全、学徳増進などの祈願に変わってきています。日典寺では昭和二十年代から温座祈念が行われています。温座祈念は、本源寺と日典寺で行われています。しかし、同じ法華宗でも宗派の違いから別々に行われるようになっています。日典寺では、種子島・屋久島を中心に行っていますが、鹿児島、別府、静岡、埼玉からもお坊さんが種子島へ唱題行を唱えに来島してきます。
写真一枚目は、温座祈念の初夜法要の様子です。開始から約16分が経過しています。後方には、寺役員および一般参列者がいます。
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写真は、開始から約4分が経過しています。「南無妙法蓮華経」と繰り返し唱題行を唱えているところです。うちわ太鼓を手に持って叩いて唱題行を行います。 |
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写真は、無事初夜法要も終わり、ご住職によりあいさつおよび温座祈念の由来などをお話しているところです。これが終わるとナオライです。 |
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2012年の温座祈念は、風が吹き荒れる中での初夜法要を迎えました。 |
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写真は、1月12日の午後7時前後のよみあかしです。お坊さんが代わる代わる入れ替わって、法要を行います。 |
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写真は、1月13日午前5時ごろのよみあかしです。そして、5時30分過ぎから、全住職による法要が行われました。 |
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写真は、13日早朝のよみあかしです。今年の日典寺の温座祈念は、【一番座】日典寺、住吉〜本立寺、安納〜本蓮寺、増田〜清浄寺、田島〜浄光寺、島間〜本妙寺、平山〜善福寺、中島妙泰師、檀信徒会、上中〜信光寺、【二番座】鹿児島正建寺、埼玉〜桂林寺、檀信徒会、【三番座】宮之浦〜久本寺、安房〜本佛寺、檀信徒会となっていました。 |
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御宝前に向かって、手前から信光寺、本妙寺、導師、正建寺、久本寺の座順になっています。 |
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写真は、本源寺の鐘です。本源寺の温座祈念は、11日の夕刻6時の鐘の音から始まるとされています。種子島家家譜に記されていると聞きます。ちょうど、1月11日午後6時の鐘の音を発するところを写したものです。ご住職のお話によると、現在では、自動的に鐘の音は発すると聞いています。 |
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現在の本源寺での温座祈念は、1月13日の午前7時からよみあかしが行われています。本源寺は、種子島家の菩提寺ですので、種子島家に関係ある門徒が、よみあかしに参列しています。 |
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本源寺のご住職は写真右です。以前は、よみあかしも12日も行っていたといいます。住職の数も減り、今は13日のみ行っています。このあと、唱題行を唱えていきます。そのとき。参列者も「南無妙法蓮華経」と声に出して唱えていきます。 |
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太鼓や鐘の音が混ざり、唱題行を唱えるときは、お寺の外までよく響いてきます。派手な作りではなく、渋い朱色の空間が落ち着いた雰囲気を感じさせてくれます。今回はじめての本源寺の温座祈念を撮影させていただきました。 |


