湊のハマ祈祷

部落内に病気や穢れを侵入させない祈願儀式

AIボイスで読み上げてくれます。

町祈祷神事の玉ぐしの奉奠
【撮影場所】
鹿児島県西之表市国上湊
【撮影日時】
令和6年1月15日(月)/13時47分〜16時35分
【行事場所】
西之表市国上湊神主宅
【行事時期】
毎年一月十五日、午後二時より
【アクセス方法】
西之表港より県道581号線経由すること約30分。

【行事の説明】

西之表市国上湊地域に伝承されている「ハマ祈祷」です。毎年一月十五日に、午後2時から神主宅に関係者が集まり祈祷が行われます。

種子島の各地域で行われている正月行事の中で、地域ごとの悪魔払いの行事は、「ハマ(破魔)行事」、「ハマ祈祷」、「町祈祷」または、「初祈祷」とも呼び、地域によっては、「先祖祈祷」とも呼んでいます。悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災などを祈る伝統行事です。湊地域のハマ祈祷は、関係者が神主宅に集まり、神職によって祭壇を作り祈祷することです。

ハマ祈祷の由来は、その年の一年間部落内に外部から病気や穢れなど不幸のもとになるようなものが入ってこないようにと祈願するだけではなく、自らお互いに知恵を出し合って協力しそれを防ごうと努力する誓いを立てる儀式です。

写真一枚目は、ハマ祈祷神事の玉ぐしの奉奠です。地域役員など関係者が玉ぐしを奉ります。そして、今年の繁栄などを祈願するのです。

ハマ祈祷神事が終わると、地域の境界や入口にチンチクダケで作った魔除けの辻札と玉ぐしを設置します。それが終わると、ナオライが始まります。

床の間の祭壇のお供え物 床の間には、引き継いできた神様、そして、チンチクで作った辻札、このみやじょう、飾り餅などが供えています。
町祈祷神事の祝詞の奏上 ハマ祈祷神事の祝詞の奏上です。神職により、繁栄、神々を読み上げ、地域住民の安全、無病息災などを祈願します。読み上げ文の中に、あらゆる神様の名前が多数出てきます。
お神酒取り出し 一連の神事が終わると、参加者にお神酒が振舞われます。祭壇から取り出している状況です。
お神酒回し 弁差使が、「氏子のみなさん、お神酒を回します」と宣言します。
ナオライ 自治会長の音頭で乾杯しました。このあと、地域の安泰、発展などを語らいます。
魔除けの辻札を設置 地域の入口、境界、三差路付近に魔除けの辻札を設置します。ソテツを植樹していることもあります。また、玉ぐしも備えています。

2024年(令和6年)1月15日(月)、西之表市国上湊で行われたハマ祈祷をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、神主宅でのハマ祈祷神事、ハマ祈祷準備、ナオライ、参加者の今年の抱負を語るコメント、魔除けの辻札などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:令和6年国上湊ハマ祈祷 神主宅での神事・ナオライ・今年の抱負を語る・魔除けの辻札

 
2024.1.19〜