
平成十八年第二十七回中種子町農林漁業祭で披露された「北の町」大踊りです。踊ってくれたのは、平成二年に発足した三浜郷土芸能保存会のメンバーです。
この大踊りは、中種子町伊原地域に伝承されている郷土芸能です。踊りの服装は、黒の衣装姿で頭に笠をかぶった踊り手が十人、入鼓五人、そして鉦五人です。またハチマキをした艶やかな襦袢を身に着けた太鼓二十一人、鉄砲を担いだ奴鉄砲が三人(小学生)、弓を担いだ奴弓が三人(小学生)で、合計三十七人の踊りです。写真で分かるとおり、衣装も華やかさと地味さと混在しています。また、太鼓の人数が多いので、にぎやかな音が響き渡ります。
ところで、この大踊りは、残念ながら途中からの観覧で、前半部分を見ていないので全容が分かりません。しかし、基本的には安城踊りではないかと推測されます。資料を頂き歌詞を見てみると、安城踊りの歌詞が出てきます。地域によって、少しずつ踊り方も違うようです。伊原地域の大踊りは「武士踊り」に属しています。
したがって、この大踊りは入場から退場まで三十分を超える踊りでしょう。円形の隊列になったり、垂直になったり、笠同士交差したり色々で踊りも盛り上がっていきます。奴弓は太鼓の動作を、奴鉄砲は笠の動作を、それぞれ真似て踊っていきます。写真で確認できると思います。太鼓や鉦の音が公民館いっぱいに響きわたり、勇壮な踊りを披露してくれます。
館内には、たくさんの観衆が大踊りを見入り、踊りの途中拍手も送るなど、華麗な時には哀愁もある大踊りに魅了されていました。
![]() |
写真は、大踊りの崩しに移行する部分です。通常崩しは、円形の隊列から水平或いは、垂直に隊列を変化させて、緩急に富んだ踊りをしてくれるのです。 |
「北の町」大踊り
〜〜〜 省略 〜〜〜
小松恋しや 小松恋しや
恋の踊りはひと踊り ひと踊り
〜〜〜 省略 〜〜〜
歌詞は当日配布された資料より掲載させていただきました。